皆さんは、「課外活動」をしたことがありますか?
近年、大学の入学選抜の方法として総合型選抜や推薦型選抜などの推薦枠が急増しています。例えば、東京大学や京都大学でも取り入れられています。
学校での勉強時間以外に別途時間を設けて「課外活動」に取り組む学校も増えてきていると思います。
今回の記事では、「課外活動」とはそもそもなんなのか?高校時代から取り組むことのメリットやデメリットを執筆者の体験談を踏まえながら解説していきます。
課外活動とは何か?
課外活動と言われていても、何が課外活動として当てはまるのか疑問視している方もいると思います。そのモヤモヤを丁寧に解説していきます。
課外活動って何?
課外活動は、学校で全生徒が行う活動として、学習指導要領で定められている活動以外の活動を指します。例えば、部活動やクラブ活動・課外授業や学校独自の地域交流などがあります。また、生徒会活動や委員会活動、サークルやクラブ、アルバイトなども課外活動に含まれます。
端的に言うと、学校の授業以外にしていた活動は全て課外活動として捉えて良いということです。
皆さんも、一回は何かしらの課外活動をやっていた経験があるのではないでしょうか。
地域のラジオ体操の運営やゴミ清掃など!
主な課外活動
中学入学から部活動や同好会などの課外活動を通して様々な体験をしたと思います。主に以下のような課外活動があります。
・ボランティア
・生徒会活動や委員会
・留学
・アルバイトやインターン
・習い事
・大会やコンテストへの参加
→・模擬国連(MUN)
・数学オリンピックや科学オリンピック生物学オリンピックなどの国際オリンピック
・小論文コンテスト
・プログラミング
・ビジネスアイディアコンテスト
上記の中でも大会やコンテストで入賞するのは難しいです。大学入試で課外活動をアピールする時には2つのパターンがあります。
1つ目は、出願の基準として設けらているパターンです。例えば、農学部のある推薦型入試では「『日本学校農業クラブ全国大会』に参加していなければ出願できない」と定められています。ただし、合格を掴むには、その基準をクリアした上でどのようなことを頑張ったのかをアピールすることが求められます。
入賞しなくても大きなアピールをすることができます。
大学入試で課外活動をアピールする方法の2つ目は、目標に向かって精一杯努力を積み重ねたことをアピールするパターンです。必ず入賞しなければいけない、というわけではありません。目標に向かって努力したプロセスや試行錯誤した部分をきっと評価してもらえるはずです。
高校時代に課外活動をするメリットとデメリット
メリット
メリットは大きく分けて2つあります。
1つ目は、「進路を考えるきっかけになる」ことです。
興味のある分野の課外活動を多岐にわたって学ぶことができます。そうすることで、一番興味のある分野を探してじっくり取り組み、進学したい学部・学科や将来の職業を考えるきっかけになります。
学生のうちにたくさんの分野について携わることで失敗を重ねて、後悔のない進路選択をすることができます。インターンシップやアルバイトなどで自分が心から愛せる分野の探求をすることができます。執筆者である私は、インターンとアルバイトの両方を現在行っています。給与としていただけるだけではなく、技術力や専門分野の知識を身につけることが大きな醍醐味になっています。ちなみに、私が取り組んでいるのはHPの作成や動画編集などです。
発注先と密にコミュニケーションを取り自分で計画を練って取り組みたいときに行えることがとても便利です。
また、このブログも1つの実例として換算してもいいと思っています。ブログを書くことで執筆する力が身につきます。
2つ目は、「推薦入試で利用できる」ことです。
高校生から課外活動をすることの一番のメリットは、大学進学に活かせるというところです。昨今、総合型選抜や学校推薦型選抜のような推薦入試が増えています。推薦入試などの募集要項に「課外活動」という欄が度々見受けられます。
英検や漢検などの検定を取ることも、もちろん大切です。しかし、課外活動は内容の幅が広く誰もがその取り組みをすることができるかと問われると、決してそうではありません。他方、検定は一定の基準をクリアすることで認定されますが、課外活動の認定は受けて側がどのような印象を持つかにかかっています。そう、課外活動は無限大なのです。
また、課外活動の実績だけではなく、その課外活動をしていた経験やどのような工夫をしたのかなどの中身をアピールすることが非常に求められます。推薦入試では、学生が主体的にどのようなことを学びたいのかはっきりさせる必要があります。その学びたい内容に付随して、計画性やリーダーシップ、協力性などの人間性も大切になります。
すなわち、実績があるだけでは戦えないということです。その実績を作る過程でどのような取り組みがあったのか、そこから自分自身の何が成長できたのかを示すことが、大学推薦型入試の合格を決めるうえでの大前提になります。
デメリット
デメリットは、「課外活動ばかりをしてしまい、勉強をおろそかにしてしまう」ことです。つまり、本末転倒な状況に陥ってしまうことです。
勉強をおろそかにしてしまうことで内申点が下がったり、学力が下がってしまうと、いくら課外活動で培った力があっても合格できない可能性があります。
内申点(評定平均)が5段階評価で4.5以上なければ大学推薦型入試を受けられない大学もあるので、志望校によっては学業との両立が大事になってきます。
また、大学推薦型入試で「共通テスト」を必須で受けなければいけない大学もあります。そのため、一定基準の学力を身に着けておく必要があります。
課外活動の取り組み方
課外活動とは何なのか、メリットとデメリットが分かったところだと思います。
さて、どのように課外活動をすると良いのかという疑問があると思います。ここからは、どのようにして課外活動を取り組んでいくのか簡潔に解説していきす。大きく分けて2つあります。
自ら行う
探究したい内容を自ら行動に移す方法です。例えば、地域のボランティアや研究をおこなってレポートにまとめてみることが当てはまります。
自分で団体やプロジェクト立ち上げて仲間を募るのも良いでしょう。必ず、企画書を作成することをおすめします。
既存の団体に参加する
学生団体やNPO法人などの団体を調べて参加することです。
以下のようなサイトがあるので活用してみてください!
ACTIVO 様
オンラインやオフライン(エリア)やどのようなことに取り組みたいのか(テーマ)を選択して絞り込むことができます。執筆している私が実際使用しているサイトになります。
大学受験につながる課外活動とは?
推薦で大学に入ることが恥ずかしいとは思っていませんか?!推薦入試を活用せずに、一般受験のみで勝負しようとしていませんか?
推薦入試で入ることは、世間的には比較的簡単だと捉えられていると思っていないでしょうか?実際、私もそう思っていました。
ですが、実際のところはどうでしょうか?
大学入試で一番大事なのは「合格すること」ではありません。自分が何を学びたいのか、将来何をやりたいのかという「目的意識をもって進学先を選ぶ」ことにあるのではないでしょうか。大学だけではなくて、専門学校や就職する人も同じです。
その目的意識がはっきりしているのが推薦入試といえます。なぜ、その大学で学びたいのか?や、その分野を学び将来どうしたいのか?などを明確に正して出願を行うからです。
一度、「なぜ、自分は大学に進学したいと思っているのだろう」と自分自身に問いかけてみてください。
少し脱線しましたが、大学受験につながる課外活動はなんでしょうか?ここまでこのブログを読んでいただいたあなたは分かると思います。
自身が最もアピールしやすい内容で、かつ、進学したい大学で学びたい内容と合致するかどうかが一番つながる課外活動です!
まとめ
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
何事も、新しいことの一歩を踏み出すことはとても難しく動力が必要になると思います。
しかし、その一歩を踏み込むことで今まで見てこなかったことが発見できると思います。実際、私はこのブログを書いていくことで文章を書く能力やデザイン能力を磨くことができています!
学生のうちに様々ことに挑戦してみてください!「学生は失敗が許される」と、言うと語弊が生まれるかも知れませんが、実際にやってみないとわかりませんので失敗に恐怖を抱かずに実行してみてください。