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【中学 英文法入門】 「可算名詞」と「不可算名詞」の違いを解説〈演習問題付き〉

中学英語
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名詞には、数えられるもの(countable)数えられないもの(uncountable)があります。

それぞれの名詞を使うときのルールを確認していきましょう。

数えられる名詞【可算名詞】

単数か複数を区別する

名詞が表すものが1つなのか、それとも2つ以上なのかによって、名詞の形を変えてあげる必要があります。

1つの時の名詞の形を単数形、複数の時の名詞の形を複数形と呼ぶことがあります。

基本的には、複数の場合のみ、元の形の最後に「s」が付きます。

名詞の複数形のルールは、ここから確認しておきましょう!

具体例

一匹の犬 → (a) dog

二匹以上の犬 → dogs

一組の姉妹 → (a) sister

二組以上の姉妹 → sisters

一つのりんご → (an) apple

二つ以上のりんご → apples

次のいずれかの形にする

名詞の直前にどのようなものが来るかを整理すると、次の9パターンに分類されます。

a/anthe代名詞形容数を表す
言葉
そのまま
単数形××
複数形×

ここでは「dictionary(辞書)」と「an hour(時間)」の2つの単語を例にとって、形の違いを説明します。

a/an + 単数形

a dictionary ← 1つの辞書/ある辞書/辞書というもの

an hour ← 1時間/ある時間/時間というもの

the + 単数形

the dictionary ← (特定の)1つの辞書/辞書というもの

the hour ← (特定の)1時間/時間というもの

代名詞 + 単数形

my dictionary ← 私の辞書

this hour ← この1時間

形容詞 + 単数形

an English dictionary ← 英語の辞書

a great hour ← 素晴らしい時間

the + 複数形

the dictionaries ← その辞書

the hours ← その時間

代名詞 + 複数形

his dictionaries ← 彼の(複数の)辞書

that hours ← あの時間

形容詞 + 複数形

small dictionaries ← 小さい(複数の)辞書

happy hours ← 幸せな時間

数を表す言葉 + 複数形

many dictionaries ← たくさんの辞書

three hours ← 3時間

冠詞の付かない複数形

dictionaries ← (いくつかの)辞書/辞書というもの

hours ← (いくらかの)時間/時間というもの

名詞の複数形のルール

可算名詞は、それが複数個あることを表す時に「複数形」へと形を変化させます。

形の変化には規則変化」「不規則変化」「単複同形」の3種類があります。

規則変化

一定のルールに従って、形が変化するものです。

語尾ルール単数(変化前)複数(変化後)
基本sをつけるdog
cat
dogs
cats
ch, o, s, sh, x esをつけるpeach
tomato
box
peaches
tomatoes
boxes
子音字+yyをiに変えてesをつけるcountry
city
countries
cities
f, fefをvに変えてesをつけるleaf
life
leaves
lives

不規則変化

先ほどのルールに関係なく、不規則に形が変わるものです。

単数(変化前)複数(変化後)
manmen
childchildren
footfeet

単複同形

単数でも複数でも形の変化がないものは、単複同形の名詞と呼びます。

単数複数
JapaneseJapanese
sheepsheep
fishfish

数えられない名詞【不可算名詞】

数えられない名詞である不可算名詞には、次の3つの原則があります。

ここでは、「money(お金)」という単語を用いた例文を基に解説します。

a/anは付かない

I have money.

I have a money.

訳:私はお金をもっている。

複数形はない

He earns his money.

He earns his moneies.

訳:彼はお金を稼いでいる。

単数として扱う

Money is important.

Money are important.

訳:お金は大切だ。

不可算名詞が「不可算」である理由

ところで、moneyがなぜ不可算名詞なのか、みなさんはご存じですか?

その理由は、moneyが複数のものを総称した名前であることにあります。

お金(money)と言った時には、硬貨(coin)と紙幣(bill)の両方が想定されますよね。

このように、お金は複数のもの(硬貨と紙幣)を含んだ言葉であり、英語ではお金は数えられないものとして扱われます。

同じような理由で、furniture(家具:椅子やテーブルなど様々な種類がある)や baggage(荷物:荷物を入れるものと、中に入れるものとに分けられる)などが、不可算名詞となっています。

他には、切ったり割ったりしても元のものと変わらないものも不可算名詞に該当します。

例えば、氷(ice)や木材(wood)、チョコレート(chocolate)は切り分けたとしても、もともとの物質と性質が変わりませんよね。

反対に、本(book)や学校(school)、car(車)は切ったり分解したり壊したりしたら、もとの性質や機能を失ってしまいます

こうしたものが可算名詞になるわけです。

全ての名詞がこのルールに当てはまるわけではありません。

また、見分けがつきにくい名詞もあるので、よく使う単語は可算か不可算かを覚えておくとよいでしょう。

※一番シンプルな見分け方は、そのものが1、2、3……と数えられるかどうかです。数えられたら可算名詞、数えられなかったら不可算名詞となります。

まとめ

名詞には、数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞があります。

たくさんの単語に触れながら、名詞の正しい使い方をマスターしていきましょう!

演習問題

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