中学の英語学習で、すでに学んだ方が大半だと思いますが、実際に「自動詞」と「他動詞」の違いを説明して例文を作ることはできますか?
急に言われても、無理難題だ!と思うかもしれませんが、英語学習をする上では欠かせません。
「自動詞と他動詞が分かったところで何になるのか?!」
一度は、思ったことはありませんか?
英語学習はその連続だと思います。しかし、原理を理解すると、ふと安心する時もありますね!
今回は、その「自動詞」と「他動詞」の違いと使い方を解説します。
この記事を読んだ後は、さまざまな文法問題を解いて少しずつ理解していきましょう!
「自動詞」と「他動詞」の違い
さて、ここからが大切になります!ひとつずつ見ていきましょう!
「自動詞」
自動詞:目的語を必要としない動詞
教科書や辞書、単語帳などには(自)(Vi)と略して表記されていることが多いです
※Viは、intransitive verbの略です!
「目的語」について少し不安な方はこの記事を参照ください!
それでは、2つの例文を見てみましょう!
1. I run.
日本語訳は、「私は、走る」です。
「I=主語」「run=述語(自動詞)」になりますね!
2. I go to Osaka.
日本語訳は、「私は、友達と大阪に行く」です。
「I=主語」「go to Osaka=述語(自動詞)+前置詞+名詞」になりますね!
最後に、言葉のおさらいをしますね!
「自動詞」は、目的語を必要としない動詞です。
上記のように、「主語」と「動詞」のみで適切な構文を作ることができます。
「他動詞」
他動詞:目的語を必要とする動詞
教科書や辞書、単語帳などには(他)(Vt)と略して表記されていることが多いです
※Vtは、transitive verbの略です!
「目的語」について少し不安な方はこの記事を参照ください!
それでは、2つの例文を見てみましょう!
1. He eats a hamburger.
日本語訳は、「彼はハンバーガーを食べます」です。
「He=主語」「eats=述語(他動詞)」「a hamburger=目的語」になりますね!
2. She received the document.
日本語訳は、「彼女は書類を受け取りました」です。
「she=主語」「received=述語(他動詞)」「the document=目的語」になりますね!
最後に、言葉のおさらいをしますね!
「他動詞」は、目的語を必要とする動詞です。
上記のように、「主語」と「動詞」だけでは意思疎通ができないということです。
「自動詞」と「他動詞」の区別の仕方
前述した通り、「自動詞」は、目的語を必要としない動詞のこと。「他動詞」は、目的語を必要とする動詞です。
この記事を熟読していただいた方は、「自動詞」と「他動詞」の違いを理解したと思います。
しかし、試験で英文を書くときに単語を知っていても。。。「自動詞」と「他動詞」区別できなくて目的語をつけるのか少し迷ってしまいます。
でも、大丈夫!解説します。
「前置詞」が動詞の後にあるかないかで区別できます。
「前置詞」について少し不安な方はこの記事を参照ください!
「自動詞」 名詞(目的語や補語としてのはたらきがある)を置く場合には、「前置詞」が必要になります。
自動詞を使った例文)
I look at the person. 私は、その人を見る。
上の文の前置詞は、「at」ですね!
I(主語) look at(動詞+前置詞) the person(名詞).
「他動詞」 「他動詞」+「目的語」という形式で「〜を〇〇する」となり、「前置詞」が不要です。
自動詞と他動詞で意味が変わる要注意英単語
「自動詞と他動詞が分かったところで何になるのか?!」と冒頭で言いましたが、どうなるのかを最後に記してこの記事は終わろうと思います。
ここまで、自動詞と他動詞の違いや区別の仕方をお話ししてきましたが、実はほとんどの英単語は「自動詞」と「他動詞」の両方の顔を持っています!
しかし、「自動詞」と「他動詞」で意味がガラッと変わってしまう英単語がいくつかあります。
それでは、見ていきましょう!
Run
「自動詞」の意味は、「走る」
「他動詞」の意味は、「〜を経営する」
例文
My father runs in the park every morning. (私の父は毎朝、公園を走る。)
I run a cafe. (私はカフェを経営している。)
Drive
「自動詞」の意味は、「車を運転する」
「他動詞」の意味は、「〜を運転する/を〇〇にさせる」
例文
She drives on her day off. (彼女は、休みの日に車を運転します。)
She drives me crazy. (彼女のせいでおかしくなりそうです。)
Stand
「自動詞」の意味は、「立つ」
「他動詞」の意味は、「〜を我慢する、耐える」
例文
Stand up, please! (立ってください!)
I can’t stand his comment anymore. (彼の発言にはもう耐えられない。)
他にも、「stop」「do」「attend」などがあります。
まとめ
今回の記事では、「自動詞」と「他動詞」の違いを軸に説明しました。
全ての動詞を「自動詞」と「他動詞」に区別して覚えるのは、無理難題だと思います!その解決のために、「区別の仕方」を今回マスターしました。最後にお話をした要注意英単語は必ず覚えましょう!(意味が変わってしまうので)
少しずつ、マスターしていきましょう!
補足情報
run 走る(自動詞 Vi)
go 行く(自動詞 Vi)
eat を食べる(他動詞 Vt)
receive を受け取る(他動詞 Vt)
お気づきだろか?!
「他動詞」の日本語訳には、「を」がついています。
※注意🚨
上記のように「を」がつくから他動詞であると決めつけるのは少し危険です。以下のような2つのパターンがあります。
attend
~に出席する
marry 〜と結婚する
apologize for
~を謝る・謝罪する