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動詞の形が変化する?!3単現のルールを押さえよう【英文法基礎】

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「3単現 」って、知っていますか?

今回は、一般動詞の文法の重要なルールである「3人称単数現在形」、通称「3単現」を解説していきます!

一般動詞を詳しく知りたい方は、下の記事をご覧ください。

時制と主語

今回取り上げるのは、時制が現在で、主語が複数かつ3人称にあてはまるものです。

時制

時制は、文の中の出来事が起こるタイミングのことです。

基本の時制には、現在・過去・未来の3つがありますが、今回は現在形のみ取り上げます。

主語の数と人称

文の中に登場する主語には、人称という概念があります。

まずは、数についてみていきましょう。

主語の数

主語は、その個数に応じて必ず単数複数のどちらかに分類されます。

単数は、一人の人や一つのモノ・コトを指します。

一方で複数は、二人以上の人や二つ以上のコト・モノのことです。

見分け方のポイントの一つは、名詞のカタチに着目すること。

“s”が付いているなど複数形になっていれば、複数だと判断することができます。

主語の人称

人称は、話し手と主語との関係性のことです。

話し手(私)が含まれている主語は1人称、話している相手・・が含まれる場合は2人称、それ以外のケースは3人称と呼ばれます。

ここまでみてきた数と人称によって、主語は6種類に分類されます。

そのうち、今回の記事で扱うのは3人称かつ単数のもの、つまり3人称単数現在形のものです。

現在形で主語が3人称単数以外の場合や、過去形の場合のルールは、下の記事でご紹介します!

ここからは、どんなルールがあるのか、文の種類(肯定文・否定文・疑問文)ごとに紹介していきます!

肯定文

基本のルール

肯定文とは、「~である」「~する」という意味をもつ文のことです。

3単現の肯定文には、

一般動詞の最後に「s」をつける

という動詞の形が変わる決まりがあります。

次の2つの文を比べると、その違いが一目瞭然だと思います。

You live in Paris.

訳:あなたはパリに住んでいます。

(1)He lives in Paris.

訳:彼はパリに住んでいます。

分かりやすいように、主語には青線を、一般動詞には黄線を引いていますが、主語がHe(3人称単数)の時、一般動詞の語尾には「s」が付いていますよね?

このように、主語の種類によって、動詞の形が変わることを覚えておきましょう。

動詞の変化のルール

さて、動詞の形の変わり方には次のようなルールがあります。

母音字(a, i, u, e, o)以外のアルファベットのことです。

アルファベットは全部で26文字あるため、子音字は全部で21文字あります。

一般動詞の語尾によって、動詞の最後がesとなったり、iesとなったりします。

また、haveのようにルールに囚われない形の変化をするものもあるので、注意が必要です。

ここでいくつか例文をみてみましょう。

上のルールと照らし合わせながら、どう形が変わっているか確認してみてください。

(2)She watches a movie in the theater once a month.

訳:彼女は月に一度、映画館で映画を観る。

※動詞の原形は「watch」

(3)Your friend worries about her future job.

訳:あなたの友人は将来の仕事について心配しています。

※動詞の原形は「worry」

(4)Susumu has two dogs.

訳:ススムは2匹犬を飼っています。

※動詞の原形は「have」

では、ここまで紹介した(1)~(4)を否定文や疑問文にするとどうなるでしょうか?

例文をみながら、一緒にルールを考えてみましょう。

否定文

否定文とは、「~ではない」という風に否定の表現が入る文のこと。

先ほどの4つを否定文に直すと、次のようになります。

(1)He doesn’t live in Paris.

訳:彼はパリに住んでいません。

(2)She doesn’t watch a movie in the theater once a month.

訳:彼女は月に一度、映画館で映画を観ません。

(3)Your friend doesn’t worry about her future job.

訳:あなたの友人は将来の仕事について心配していません。

(4)Susumu doesn’t have two dogs.

訳:ススムは2匹犬を飼っていません。

どうですか?

3単現の否定文のルール、なんとなく推測できたでしょうか?

4つを比べて分かるのは、すべてに「doesn’t」が入っていることです。

「doesn’t」を一般動詞の前に置くことで、肯定文を否定文に書き換えることができます。

また、動詞の形に着目してみると、どれも原形であることが分かります。

否定文では、動詞は「基本の形」になるのです。

動詞の形がよく分からない方は、下の記事をご覧ください。

ここまで見てきたように、3単現の否定文には次の2つのルールがあります。

(1)一般動詞の前に「doesn’t」を置く

(2)一般動詞を原形にする

否定文のルールが分かったところで、疑問文のルールについても考えてみましょう。

疑問文

疑問文は、「~だろうか?」と相手に質問をする文のことです。

(1)~(4)を疑問文に変えると、次のようになります。

(1)Does he live in Paris?

訳:彼はパリに住んでいますか?

(2)Does she watch a movie in the theater once a month?

訳:彼女は月に一度、映画館で映画を観ますか?

(3)Does your friend worry about her future job?

訳:あなたの友人は将来の仕事について心配していますか?

(4)Does Susumu have two dogs?

訳:ススムは2匹犬を飼っていますか?

4つを見比べると、共通している部分があると思います。

それが次の3つです。

(1)最後に”?”(クエスチョンマーク)をつける

(2)先頭に「Does」を置く

(3)「Does」の次には、文の主語を置く

先ほどの4つの質問に対する答えは、それぞれ次のようになります。

“はい”と答える場合

(1)Yes, he does.

(2)Yes, she does.

(3)Yes, she does.

(4)Yes, he does.

“いいえ”と答える場合

(1)No, he doesn’t.

(2)No, she doesn’t.

(3)No, she doesn’t.

(4)No, he doesn’t.

質問の答え方にも、実はルールがあるんです。

簡単に説明すると、

(4)決まった型を用いて、YesかNoで答える

となります。もう少し具体的にまとめると、下のようになります。

▶「はい」と答えたい時

Yes, <代名詞> does. の形になります。

▶「いいえ」と答えたい時

No, <代名詞> doesn’t. の形になります。

ただし、doesn’tdoes not と表すこともできます。

終わりに

いかがだったでしょうか?

今回は、一般動詞の3人称単数現在形のルールを解説してきました。

冒頭で紹介した時制や数の考え方も理解しておくことで、より正確な文章が書けるようになるでしょう。