【中学英語】新しい記事を投稿しました【可算名詞・不可算名詞】

【今すぐ役立つ】英語長文読解のコツ2選を元受験生が解説!

中学英語
中学英語

みなさんは「長文」と聞いて、どのような文章を思い浮かべますか?

真っ先に思い浮かぶのは、テストで出てくる長~~い文章ではないでしょうか。

学校内の定期テストにしろ、英検のような公的な試験にしろ、英語のテストを開くと、必ずと言っていいほど長文に出くわします。

たくさんのテストに登場するにも関わらず、多くの方はその読み方に苦戦し、苦手意識を抱いているのではないでしょうか?

今回は、そんな長文を読むポイントやコツを、筆者の体験を交えながら解説していきます!

まずは○○を目指す!?

身の周りの長文

学生のみなさんにとっては、英語の長文=テストや問題集で出てくる問題の形式というイメージが強いと思いますが、実際はそれだけではありません。

新聞やネットの記事、書籍に論文。

私たちは、日頃からいろいろな長文に触れています。

私たちの生活がたくさんの長文であふれていると考えると、テストや問題集の中の長文なんて、ほんの一部にしか過ぎません。

長文が読めるようになると…

英語の長い文章が読めるようになることのメリット。

その1つは、テストの点数がアップすることです。

どんな英語のテストにも文章問題はつきもの。

長文を得意になっておけば、みなさんの得点源としてスコアアップを期待できます。

それ以上に大きなメリットは、手に入れられる情報が広がることです。

先ほど見たように、長い文章には新聞や本などもあてはまります。

英字新聞や英語の本を読んで内容を理解できると、日本語だけでは集められないような情報も集められるし、みなさんのより知りたい情報にアクセスすることができます。

長文を読めるようになると、情報源が増えるというわけです。

長文=文の集合体

ここまで幾度となく登場してきた「長文」というワード。

説明するまでもないかもしれませんが、長文とは、読んで字のごとく「長い文章」のことです。

文章は文によって構成されていますから、長文はたくさんの文の集合体と言い換えることができます。

文が集まって長文になる。

ということは、長文を読めるようになるには、大前提として一つ一つの文を正しく読めなければいけないわけです。

文の意味を正確に捉えていくために必要なのが、英文法と単語の知識です。

英文法は、このブログのメインテーマ。

例文を交えることで、英語が苦手な方でも理解できるような解説を心掛けているので、ぜひ一緒に勉強していきましょう!!

さて、巷(ちまた)は長文を読むコツであふれています。

そうしたテクニックを頼ることも時には大切ですが、それよりも文法や単語といった基礎知識を蓄えることに時間を割くべきだと、筆者は考えます。

それは、小手先の努力には限界があると思うからです。

まずは、短い文を正しく読んだり、作ったりできることを目指しましょう。

勉強を続けるうちに、自然と長い文章を読む力が養われているはずです。

精読から多読・速読へ

長文を読めるようになるには、ステップを踏むことが重要です。

最初は文の意味を正確につかめるようにすることを目指します。

そのためには、先ほど説明をした通り、英文法や英単語を覚えて正しく使えるようになる必要がありました。

ある程度知識が付いてきたところで、精読をしていきます。

精読は文章(まとまった文)の意味を正確に、丁寧に読むことです。

精読ができてきたら、たくさんの長文に触れ(多読)、より速く読む(速読)技術を磨いていきましょう。

読み方のコツ2選

ここまで、文を正確に読むことの大切さをお伝えし、その勉強法として英文法と英単語の知識を増やすことを提案しました。

ここからは、長い文章の中でも、とりわけ「目を通してもスムーズに意味が取れない文章」を読む上で筆者が実践しているものを2つ紹介します。

文章に印を書き込んでいく方法になるので、紙に印刷されたものを読む場合には有効です。

テストの長文問題のような正確に意味をとる必要がある場面と相性が良い読み方だと思うので、テストを受ける機会の多い学生のみなさんに、特にオススメの方法になります。

ここでは、下の文章を使って読み方のコツを説明していきます。

できる方は、まず日本語訳に挑戦してみましょう!

I went to the zoo with my father yesterday. There were many families with children because it was a holiday. We saw many animals, such as lions, tigers, and elephants. They were very interesting. He took many pictures of the animals. We had a wonderful time at the zoo.

私は昨日、父と動物園に行きました。休日だったため、子供連れの家族がたくさんいました。私たちはライオン、トラ、ゾウなどのたくさんの動物を見ました。それら(=動物たち)はとても興味深かったです。彼(=父)は動物の写真をたくさん撮りました。動物園で素晴らしい時間を過ごしました。

スラッシュリーディング

スラッシュリーディングという言葉、聞いたことがありますか?

これは、文節や意味ごとに英文に斜め線(スラッシュ)を入れ、細かいまとまりに区切りながら文を読み進める方法のことです。

試しに先ほどの文章に線を引いてみると、下のようになります。

なお、見やすいようにスラッシュを赤字にし、文章を文ごとに分けて表示しています。

I / went / to the zoo / with my father / yesterday.

There / were / many families / with children / because / it / was / a holiday.

We / saw / many animals, / such as lions, tigers, and elephants.

They / were / very interesting.

He / took / many pictures / of the animals.

We / had / a wonderful time / at the zoo.

無造作にスラッシュを入れているように思ったかもしれませんが、実は一定のルールに従っています。

それは、英語の文の要素ごとに線を入れることです。

主語・述語・目的語・補語・修飾語の間にスラッシュを入れることで、要素の違いが目立つようになり、文の構造が明瞭になるので、結果として文全体の意味がとりやすくなるのです。

スラッシュリーディングをもっと知りたい方は、下の書籍をご覧ください。

ALL IN ONE TOEIC テスト 音速チャージ!

マークをつける

スラッシュを入れて読む方法は、とりわけ珍しいものではないと思います。

この記事を読んでいるみなさんの中にも、長文を読む際に取り入れている方がいるかもしれませんね。

筆者の読み方の特徴は、スラッシュに加えてマーク(記号)を書き込んでいくことにあります。

どのようなマークを書いているのか、細かく紹介していきます。

述語(V)に下線をつける

述語(V)は文の構造を決定づける重要な役割を果たします。

述語の形から時制が分かり、述語に使われる単語によって文型や意味も分かるからです。

文の鍵となる述語には、下線(アンダーライン)を引くようにしています。

I / went / to the zoo / with my father / yesterday.

There / were / many families / with children / because / it / was / a holiday.

We / saw / many animals, / such as lions, tigers, and elephants.

They / were / very interesting.

He / took / many pictures / of the animals.

We / had / a wonderful time / at the zoo.

修飾語(M)は()で囲む

修飾語は、文の要素の中では重要度が低い言葉です。

家で例えるなら、他の要素(主語・述語・目的語・補語)は家の部屋や窓や壁で、修飾語はインテリアといったところでしょうか。

文を華やかにしてくれる名脇役的な立ち位置なので、他のものとは区別をしています。

I / went / to the zoo / (with my father) / (yesterday).

There / were / many families / (with children) / because / it / was / a holiday.

We / saw / many animals, / (such as lions, tigers, and elephants).

They / were / very interesting.

He / took / many pictures / (of the animals).

We / had / a wonderful time / (at the zoo).

ディスコースマーカに記号をつける

ディスコースマーカーとは、文章の「流れ」を示す目印のことです。

but、because、firstなど様々ありますが、その意味ごとに記号をつけるように工夫しています。

例えば、否定の単語が出てきたら、単語の上に「N」のようなマークを書きます。

becauseやso、sinceなどの因果関係を示す用語が出てきた時には、原因と結果が分かるように「矢印」を書き込んでいます。

また、firstやsecondなどの助数詞が出てきたら、単語の上に”1”や”2”などと書き込むようにしています。

ここまで紹介してきたものをまとめると、下のようになります。

慣れてきたら、スラッシュを省略できるところは省略しても構いません。

I went to the zoo (with my father) (yesterday). There were many families (with children) ← because it was a holiday. We saw many animals,(such as lions, tigers, and elephants). They were very interesting. He took many pictures (of the animals). We had a wonderful time (at the zoo).

ここで紹介したのはあくまで一例です。

みなさんの使いやすい記号を当てはめていただけたらと思います。

まとめ

長文を読むためには、まずは精読のスキルを身につけることが肝要です。

ぜひこのサイトを活用して、英文法をマスターしていきましょう!

ある程度文法の知識が付いたところで、紹介したような長文の読み方を使って、長い文章を読む練習をしてみてください。