動詞は、「be」「like」「swim」などの文の主語の動作や状態を表す品詞です。
ここでは動詞の種類や分類を解説していきます。
最後にはクイズも用意しているので、ぜひ挑戦してみてください!
動詞の種類
動詞は、大きく分けると次の2種類があります。
be動詞
be動詞は、主に状態や存在を表現するために使われます。
詳しい解説はこちらをご覧ください。
一般動詞
一般動詞は、主に動作や状態を表現するために使われます。
詳しい解説はこちらをご覧ください。
一般動詞ってどんなもの?
自動詞と他動詞
動詞は、それが使用できる文型によって、次の2種類に分けられます。
自動詞
後ろに目的語をとる動詞のことです。
基本5文型のうち、第1文型と第2文型の動詞がこれに当てはまります。
他動詞
後ろに目的語をとらない動詞のことです。
基本5文型のうち、第3文型、第4文型、第5文型の動詞がこれに当てはまります。
「目的語」ってどんなもの??
動作動詞と状態動詞
動詞には、動作動詞と状態動詞という区別の仕方もあります。
動作動詞
主語の動作や行為を表している動詞のことです。
例えば、下のような動詞があります。
buy(買う) write(書く) read(読む) vote(投票する)
状態動詞
ある状態が継続していることを表す動詞のことです。
これには、次の3つの種類があります。
継続状態を表す
一時的でない動作を表すもので、下のような動詞があります。
be動詞 have(持っている) resemble(似ている) exist(存在する)
感情や思考を表す
気持ちや考えに関するもので、下のような動詞があります。
love(愛している) think(思う) believe(信じる) remember(覚えている)
知覚や感覚を表す
主に五感にまつわるもので、下のような動詞があります。
hear(聞こえる) see(見える) taste(味がする) feel(感じる)
動詞の形
動詞は、主語や時制、文の種類によって形が変わるという特徴をもちます。
動詞の変化の仕方は、下の5パターンに分かれます。
ここでは、be・take・buy・cutを例に挙げて、形の変化をみていきます。
原形
動詞の元の形のことです。
be
take
buy
cut
3人称単数現在形
主語が3人称、時制が現在のときの形です。
is
takes
buys
cuts
「3人称単数現在形」ってなに?
過去形
時制が過去のときの形です。
was/were(主語が単数だとwas、複数だとwereになる)
took
bought
cut
「過去形」ってなに?
過去分詞
受動態や分詞構文などで用いられる形です。
been
taken
bought
cut
進行形
現在進行形や過去進行形、分詞構文で用いられます。
being
taking
buying
cutting
クイズ
ここまでの内容を踏まえて、下線の動詞の種類や形を考えてみましょう。
大問1
This book was written in 1974.
訳:この本は、1974年に書かれた。
(1)wasはbe動詞? 一般動詞?
答え
be動詞
(2)wasは自動詞? 他動詞?
答え
問題文は第1文型なので、自動詞です。
(3)wasは動作動詞? 状態動詞?
答え
be動詞なので、状態動詞です。
(4)wasの形は?(原形・3単現・過去形・過去分詞・進行形)
答え
過去形
大問2
My brother is going to Okinawa for school trip.
訳:私の弟は修学旅行で沖縄に行く予定です。
(1)goingはbe動詞? 一般動詞?
答え
一般動詞
(2)goingは動作動詞? 状態動詞?
答え
動作動詞
(3)goingの形は?(原形・3単現・過去形・過去分詞・進行形)
答え
進行形