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短期暗記が長期暗記に変わる!?忘れにくい英単語の覚え方【8ヶ条】

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英単語の暗記を宿題として課されていると思われます。どんなにやみくもに暗記をしても忘れてしまう方必見!

英単語の暗記に限らず、「暗記」は勉強を進めていくために必要になる手段になります。そこで、どのような手順や方法ですると効率よく効果的に暗記できるのかをこの記事で解説していきます。


まずは、「準備編」で今の自分を振り返ってみましょう!
そして、「実践編」で実際に試してみましょう!

どのような暗記方法をすると長期的に覚えることができるのか一緒にみていきましょう!

 

英単語の覚え方[準備編]

覚えたつもり症候群にはなってないかな?

この「覚えたつもり症候群」というのは私が命名したのですが。この名前に関してはあまり触れないでおこう。

人間は忘れてしまう生き物であること、は皆さんご存じだと思います。

覚えなければいけない英単語を暗記して復習をせずに新しい英単語に進んでしまうと、自身の中で「勝手に覚えているだろう」と解釈をしています。すなわち、これが「覚えたつもり症候群」である。

この解決策は実践編でみてみましょう!

覚えることは「目的」ではない

英単語を言われてその和訳は言えると思います。しかし、その英単語を使って文章を作ってください!と、言われると難易度が高く感じる方がいると思います。

その原因分かりますか?

それは、単に英単語を覚えて終わってしまっているからです。こういう方、長文は英単語の意味が分かるからなんとなく解けるけど、、その英単語を使ってwritingは難しい。となることはありませんか?

英単語を1回覚えて終わらずに、反復して「短期暗記から長期暗記」にするように心がけてみましょう!

 

書いて覚えてないかい?

中学生の時に英単語テストで間違えた英単語を10回書いてくるように!と、宿題を出された経験した方はいると思います。書いて覚えるのは、そのつづりです。英単語とその意味を覚えたいときはひたすらインプットとアウトプットを繰り返さなければなりません。

なぜ?書いてはいけないのか。

まず、書くことによって時間を消費してしまうからです。そして、10回書かなければいけないと書くことに脳が活性化されてしまうからです。つまり、書くことと覚えることを同時にしてしまうと反って効率が悪く英単語が脳に定着しません。

 

復習の最適なタイミングはいつ?

19世紀ドイツの心理学者のヘルマン・エビングハウスが行った実験はご存じですか?
聞いたこともあると思いますが、「エビングハウスの忘却曲線」ですね!

  • 20分後 :覚えた内容の42%を忘れ、58%を覚えていた
  • 1時間後 :覚えた内容の56%を忘れ、44%を覚えていた
  • 1日後  :覚えた内容の74%を忘れ、26%を覚えていた
  • 1週間後 :覚えた内容の77%を忘れ、23%を覚えていた
  • 1ヵ月後 :覚えた内容の79%を忘れ、21%を覚えていた

上で説明した通り、英単語を短期記憶する分にはいつ英単語を暗記しても変わりません。

しかし、英単語は長期記憶しなければなりません。人間は寝る前に暗記をして、朝起きた時に昨夜に暗記した英単語を復習するのが最適です。

人間の脳は寝ることによって暗記した様々なことを整理して記憶として収めるからです。

 


 

英単語の覚え方[実践編]

1日10単語より100単語

準備編でもお伝えした通り、人間は忘れます。そこで効率よくたくさんある単語を覚えるためには、『広く浅く繰り返して』暗記していかなければなりません。

つまり、一日に100単語以上を浅くインプットすることが大切になります!

 

インプットとアウトプットを組み合わせて効率よく

皆さんは、『この英単語は知っているけど、その英単語を使って文章を作るのは難しい』と思うことはありませか?

そうならないために、まずは以下の3つのステップで英単語を覚えていきましょう!

  • step1【インプット】 英単語の音声を聞きながら目で追いかける

 

speaker
speaker

constitute

学進 君
学進 君

constitute…を構成する、形成する。constitute…を構成する、形成する

単語帳を見ながら!赤シートで隠さなくてOK!!

 

  • step2【インプット】 1~10単語を1セットにして50単語までを繰り返す
                        ⇩【休憩!】
               51~100単語も同様に繰り返す
speaker
speaker

constitute

candidate

学進 君
学進 君

constitute…を構成する、形成する。constitute…を構成する、形成する

candidate…候補者、求職者。candidate…候補者、求職者。

ブツブツと口を動かしながらテンポよく進めていこう!

 

  • step3【アウトプット】 日本語の部分を赤シートで隠して日本語の意味を言ってみる
英単語帳
英単語帳

constitute を構成する、形成する。

candidate 候補者、求職者。

学進 君
学進 君

んーと、えっと!

constitute…を構成する、形成する。

candidate…候補者、求職者。

 

さて、ここまでは英単語を覚えて日本語訳にできるところまでいったと思います。反復して定着をしていきます。しかし、ずっと覚えてられないですよね?!

そこで、その英単語を覚えるだけではなく、活用するように心がけることが重要になります。その方法は主に3つあります。
ビジュアル化」「接頭語・接尾語・語根との関連」「コロケーション」です。詳しい方法をみていきましょう!

 

ビジュアル化

「ビジュアル」という言葉は聞いたことがあると思います!私のビジュアル大丈夫かな?寝ぐせはついてないよね?みたいなことですね!

要するに、見た目やイメージのことです。覚えられない英単語を写真やイラストなどのイメージに照らし合わせるということです。

 

この英単語をイメージ[ビジュアル化]してみてください!

愛子 さん
愛子 さん

increase??「上に上がるような、増えるような。。」イメージかな?!

「増加する」ですね!

このように、ワンクッションイラストや写真などのイメージを挟むと長期記憶されます。
スマートフォンやタブレット、パソコンなどを活用して調べてみてください。

 

接頭語・接尾語・語根との関連付け

英単語の語源には、「接頭語、接尾語、語根」の3パーツがあります。

接頭語とは⁈

reaction,reserve,restoreなどの英単語を聞いたり見たりしたことはありますか?

この3つの英単語の共通点はなんだと思いますか?

答えは、「re」が同じですね!

このように英単語の頭につく文字のことを接頭語といいます。「接頭語」の文字を見てみてください。接してる、頭(先頭)の語になります。接頭語を覚えておくことで、その共通の接頭語を持つ英単語を覚えやすくなります。さて、どのようなものがあるのか詳しく説明していきます。

「re:後ろに戻る・再び」
接頭語の「re」は「後ろに戻る」という意味です。
「後ろに戻る」で覚えておくと、広い範囲の単語に対応でき、汎用性が高いです。

 

「後ろに戻る」の「re」

・reaction(反応):re(戻る)+action(動く)=動きが戻ってくる→反応

・reserve(予約する):re(後ろへ)+serve(保つ)=後ろで保っておく→予約する、取っておく

・return(帰る):re(後ろへ戻る)+turn(回転する)=回転して後ろへ戻る→帰る

後ろに戻って、元通りになるという意味から「再び」という意味も加わりました。
日本人にとってはこちらの方が身近に感じるかと思います。

「再び」の「re」

・result(結果):re(再び=元に戻る)+sult(飛び跳ねる)=元に飛び跳ねて戻ってくる→結果

・retake(やり直し):re(再び)+take(撮る、する)=再び撮る、する→撮影のやり直し、再受験する

・restore(復元する):re(再び=元に戻す)+store(場所、持ち主)=元の場所へ戻す→復元する、修復する

今回は「re:後ろに戻る・再び」を取り上げました。他にもたくさんありますが、この記事に書いてしまうと量が多いので下の記事を確認してください!

接尾語とは⁈

突然ですが、英語の品詞はいくつあったか覚えていますか!?

ちょっと思い出せない方は下の記事で確認してくださいね!

さて、「接尾語」とは単語の文法機能[もしくは品詞]を変えてしまうとても大切なものになります。文字のごとく、単語の末尾に付加される文字、または文字のグループです。

接尾語はいくつかの種類があります。ここでは例として1つ挙げます。

「可能」の「-able」

形容詞の「able」は知っていると思います。そのイメージを抱いたまま考えてみてください。

「able」=「可能である」 「-able」も「~が可能である」というニュアンスで考えてみてください!

・printable(印刷が可能である):print(印刷する)+able(~が可能である)

・removable(移動できる、取り外しができる):remove(再び動かす)+able(~が可能である)

・その他:unforgettable,sustainable…

今回は「-able」を取り上げました。他にもたくさんありますが、この記事に書いてしまうと量が多いので下の記事を確認してみてください!

語根とは?!

英単語の基本的な意味を決定づける役割があります。

語根「port」= carry(運ぶ)

ラテン語の「portare」が由来です。

・import(輸入する):im(中に)+port(運ぶ) 
→imは、接頭語です。

・portable(運べる):port(運ぶ)+able(~できる)
→ableは、接尾語ですね。【形容詞接尾語】

・その他:support,report,transport,report…

今回は「port」を取り上げました。他にもあります。興味のある方は下の記事も確認してみてください!

coming soon…

コロケーション

コロケーションの定義をケンブリッジ・ディクショナリーで確認すると、

The combination of words formed when two or more words are often used together in a way that sounds correct.

(自然な聞こえ方をする、頻繁に用いられる2つかそれ以上の単語の組み合わせ)

ケンブリッジ・ディクショナリー

と書かれています。

すなわち、ネイティブが日常で用いる(すんなりと意味が分かる内容)英語表現の2語以上の単語、またはそれ以上の数の単語のフレーズのことです。

コロケーションとイディオムはまったく違います

コロケーションは、「〇+▽=〇▽」。すなわち、「基礎英文法で分かる」ことです。

You seem to have lost your talent with memorization.

訳:君、暗記の才能がなくなったみたいだね。

イディオムは、「〇+▽=♡」。すなわち、「知識として知らないと分からない」ことです。

You won’t have any problems. The entrance examination will be a piece of cake.

訳:何も問題はないよ!入学試験は簡単だよ。

be a piece of cake.の意味や使い方などを知識として知らないと分からないですね!

 

以下のサイトに言葉を入れると動画の中でその単語が出てきます!

Improve your English pronunciation using YouTube (youglish.com)

このサイトを活用したり、短文を作成したりしてコロケーションにしてみましょう!

 


 

ここまで英単語の覚え方についてみてきました。さて、ここからはどのツールを使うといいのかみていきます!

暗記に役立つツール

 ①英単語集

これがないと元の英単語がないので取り組めませんね!

中学生の英単語帳[高校受験用]

1.システム英単語

2.キクタン

3.速読英単語

4.中学英語の語源辞典[必要な場合]

高校生の英単語帳[大学受験用]

1.システム英単語【basic】

2.ターゲットシリーズ

3.速読英単語

4.鉄壁

②単語カード

手書きで順番をランダムに変えることができます。

③アプリ

1.Mikanや英語の友などのアプリを活用すると隙間時間にテストをすることができます。

2.英単語帳アプリを使用して、覚えられない英単語を単語帳にすることができます。

まとめ

最後にお伝えしたいことは、「人それぞれ暗記できる量も」「暗記に充てられる時間も」すべて違うのが当たり前だということです。しかし、このブログを読んで少しのテクニックは理解したと思います。ここからは、このブログの内容をベースにして自分自身で研究して最適な暗記のメカニズムを作ってみてください!
英語を話す機会を増やす事も対策として有効です!