累乗とは
5×5
7×7×7
このように同じ数を何度もかける計算を累乗といいます。
負の数を含む掛け算について忘れてしまったひとはこちら(練習問題付き)
累乗の式の表し方について
もし、このような累乗の計算で同じ数字を何度もかけるとなると、同じものをかけているだけなのに式がとても長くなってしまいます。しかし、このような式をとても短くまとめることができるので、先ほどの式を使って紹介します。
上の図では5×5の式を短くしてみました。累乗の計算はかけた回数をかけた数の右上に小さく書くことで短く表すことができます。この例の5×5では5を2回かけているので5の右上に小さく2を書いて表します。そしてこれを5の2乗と呼びます。この呼び方は「かける数」の「かけた回数」乗で読むことができます。
累乗の計算を行う際の注意点
(ー2)²とー2²この二つは見た目は似ていますが、答えは違いますよくやってしまいがちなミスなので詳しく見てみましょう。
まず1つめの(-2)²は(-2)×(-2)というー2を2回かけた計算です。よって答えは4になります。
そして2つ目のー2²は2×2の答えに(ー1)をかけて負の数にしたもので答えはー4になります。
このように、かっこがついている場合はかっこの中をかけていますが、かっこがついていない場合は小さい数字が乗っている数のみをかけましょう。
累乗に関係する用語
平方
2乗するときに平方と表すときがあります。実は小学生の時によく使っていた単位でも用いられています。それは、面積です。面積の問題の答えを出す際にcm²という単位を平方センチメートルと読んだと思います。これはcmという長さの単位を2乗しているためです。
立方
これは3乗をするときに表します。これも面積の考え方と同じように体積を求める際に使用していたもので、cmという長さの単位を3乗してcm³を立方センチメートルと呼んだものと同じです。